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先日の記事で触れましたが「待機児童が溢れていて保育園が足りない~」といった問題に際し、近所でママ友を探し子育ての援助をしあう…といった理念のSNSをご紹介いたしました。

更に違う解決法への取り組みはないものか~!?とちょっと探っていましたら、目についたのはこちらでした。↓

幼老統合ケアという取り組 これからは共同体の時代

高齢者施設と学童や保育園を併設した「幼老統合施設」が少しずつ増えてきている模様です。

子どもとふれあえる施設 | 有料老人ホームをお探しなら長谷川介護サービスのイリーゼ

こちらを参照させていただきましたが、セールスポイントとして大きく取り上げられています。

メリットとしては

 ①本気で叱り、心から褒める痴呆性高齢者は、口先だけで保身的な教師よりも優秀な教育者だ
②ケアの一方的な受け手であった高齢者や子供たちが、ケアの与え手にもなることで、ケアの相互性の発現と相乗効果が生まれる(幼老統合ケア)
③老人や子供達がお互い名前で呼び合う「なじみの関係」になると、ケアや子育ての相乗効果が大きくなる。
少子高齢化対策には、痴呆性高齢者を含めたお年寄りが子育てに参加することが不可欠だ
子育て支援機能を街中に持つ小規模多機能ケア施設は、次世代育成の拠点となり得る

引用させていただきました。なるほどなるほど 

核家族の世帯が多い現代、子供とお年寄り双方ともに交流する機会が少なくなってきているように思えます。他人ではあるものの、身内とは全く違うそれに準じた距離感の取り方、付き合い方というものも身につくぞ~といった利点もありそうですね。

子供の前なのでしっかりしなければ、という意識が高齢者の中にも生じて生き生きとする姿も見られるようで。

自宅にいた頃はそこそこしっかりとしていたが、施設に入居したりなどで環境が変わった途端に認知症の進行が急激に早くなる…そんな祖父の様子を見てきました。趣味の園芸をやるようなスペースもすでに無く、無気力になって最終的にはほとんど寝床かリビングで刺激の無い生活を送り始め、しばらくしたら…といった結果となりました。

刺激の無い生活は無色に等しいのでしょうか。今後も上記のような統合施設が増え、お互いに刺激を与え合う場所が広がっていけば…と期待が高まるばかりです。